電子セラミックス・プロセス研究会会長
山本 孝
― 会長就任のご挨拶 ―
さて、私こと山本孝は平成27年5月30日開催の151回目の電子セラミックス・プロセス研究会総会におきまして第四代目の電子セラミックス・プロセス研究会会長に選ばれ、就任しました。ここに謹んでご報告させて頂きます。本研究会は平成元年より初代会長故岡崎清教授(元防衛大学校副校長・元防衛大学校教授・元湘南工科大学教授)、二代目会長坂野久男様(元日本特殊陶業)、並びに三代目会長林卓教授(元湘南工科大学教授)をはじめとした諸先輩方のご努力により、平成元年6月1日開催の第1回目の研究会より平成28年2月20日開催の155回目の研究会まで、総数871件の講演を行い継続発展し今日に至っています。会長就任に当たり、諸先生方、諸先輩方、特に本研究会を支えて頂きました会員の方々(平成28年3月末で65社)の長年のご努力に感謝いたします。当研究会は主として、奇数月の土曜日に場所としては関東、中部、関西エリアで開催され、自由な雰囲気の中で多種、多様な企業、研究所、大学等の研究者間の活発な討論が行われ、セラミックスの科学技術の発展に少なからず貢献してきたつもりです、今後一層の努力をする所存でいます。しかしながら、最近では新興国の追い上げも厳しくなり、電子セラミックス分野でも次のステップが求められています。これを可能にするには世界に広く出て(幸いにも中国の企業の会員あり)、組織の枠を超えて、同業者・友人・仲間と語り合うことです。これらのことを実現するために本研究会は講演会の後自由討論会を提供しています。
さて、最後にこのたび、身に余る役割を引き受けましたが、本研究会の長い伝統と歴史に思いをはせ、より良き電子セラミックス・プロセス研究会の継続的繁栄に全力で努力する所存でありますので、会員の皆様方には是非ともご協力のことお願い申し上げます。
2016.4.2 宝塚より 山本 孝