電子セラミック・プロセス研究会
法人会員・関係者 各位
法人会員・関係者 各位
2020年1月30日(木)
電子セラミック ・ プロセス研究会
会長 山本 孝
第175回電子セラミック・プロセス研究会プログラム
評議員会 (評議員 ・ 役員のみ)
(12:00-13:00)
特集テーマ:関西の最先端研究開発 -基礎材料から応用製品まで-
ゾル-ゲル法によるセラミック薄膜・ガラス薄膜に関して講演者が取り組んできた研究のうち「残留応⼒と熱処理温度の関係」「残留応⼒の室温での時間変化」を取り上げて説明するとともに、「プラスチック表⾯にセラミック薄膜を作製する技術」の概要を紹介する。
ビーズミルによる分散・粉砕処理は、被粉砕物の微粉砕や高分散の処理効率に大きく影響する。影響を与える因子は様々あるが、中でもメディアの選定はその材質、サイズ、形状や表面状態等により粉砕・分散結果への影響は大きい。本報では主にメディア特性による影響について報告する。
ポリグリセリン誘導体は、グリセリン重合度を始め、脂肪酸鎖長やアルキレンオキサイド鎖長など複数の因子を制御することで、分散剤として最適な構造設計が可能である。本講演では、積層セラミックコンデンサ用添加剤であるPFLEXの効果について、セラミックシートにおける分散性の観点から議論する。さらにポリグリセリン骨格にカルボキシ基を導入した水系分散剤、有機溶剤系分散剤の金属酸化物に対する分散能についても紹介する
休 憩
(15:00-15:20)
有機強誘電体としては、古くはチオ尿素、近年では電⼦移動型のクロコン酸などが存在するが、最も典型的な有機強誘電体はポリフッ化ビニリデン(PVDF)に代表されるフッ素系⾼分⼦であろう。本研究では、フッ素系有機強誘電体の薄膜構造秩序、分極制御に加え、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)との複合素⼦化によるCNT半導体特性制御とその熱電変換特性を紹介する。
無機材料から構成される全固体電池は、安全性と高エネルギー密度を兼ね備えた次世代蓄電池として、その実現が切望されている。アモルファス材料は、高いイオン伝導性と優れた界面接合性を併せ持つため、全固体電池に適した電池材料として期待されている。本講演では、アモルファスをベースとする硫化物および酸化物電解質の特徴と開発経緯について述べ、それらを用いた全固体電池の構築について紹介する。
引き続き17:30頃より、自由討論会(参加費 ¥3,000 円)をホテル新大阪(JR新大阪駅東口から徒歩1分, https://www.hso.co.jp/)で行います。
多数の方の参加をお待ちしています。
第175回担当幹事:渡邊 宗敏((株)大阪チタニウムテクノロジーズ)
事務局 : http://elecerapm.com/