電子セラミック・プロセス研究会
会員各位
会員各位
平成 29 年 6 月 29 日
電子セラミック ・ プロセス研究会
会長 山本 孝
第163回電子セラミック・プロセス研究会プログラム
(注)今回の研究会は、9月21日(木)までに事務局宛に参加申し込みをお願い致します。
評議員会 (評議員、役員のみ)
(12:00-13:00)
特集テーマ:「超音波応用に関する開発動向~関西発の事例~」
村田製作所ではコア技術である圧電セラミックを応用し、種々の超音波デバイスを開発し市場に提供して来た。超音波デバイスは各アプリケーションに固有な条件やニーズと密接に関わりあって成り立っている。本講演では村田製作所における超音波トランスデューサのラインナップについて、動作原理および特徴について概説し、各種応用例について簡単に紹介する。超音波トランスデューサの現状の課題および今後の開発動向についても述べる。
音響インピーダンスの異なる2つの媒質間に超音波を照射するとその界面には静圧(音響放射力)が作用する。本報告では著者らがこれまでに開発した、音響放射力によってレンズ自身の形状を変化させてその焦点位置を制御可能な可変焦点レンズを紹介する。レンズ中に発生する超音波強度や音場モードによってレンズ形状を制御でき、レンズアレイを作成することも可能である。
休 憩 (15:00-15:15)
超音波診断装置の基本構成を述べた上で、昨今の超音波プローブと装置の進化により、単なる断層画像表示に留まらない様々な診断機能を実現している。本講演ではそれら技術トレンドと弊社取組みを紹介する。
コウモリは生物ソナーとも呼ばれ、超音波を利用した高度な音響定位(エコーロケーション)の能力を有しています。本講演では、コウモリの超音波に関する基礎から、最近の研究によってわかってきたユニークな超音波利用の側面などを、映像やデータを交えて概説します。特に野生下において、飛翔しながら獲物を次々と捕らえる行動の分析から、コウモリが"先を読む"センシングを巧みに行っていることが明らかとなってきました。実験室で行う様々な行動実験や野生下での行動計測、また数理モデルや自走ロボットを用いた実験など、同志社大学で取り組むコウモリの研究についてご紹介します。
なお17:00より、ダイニングバル 縁雫(https://r.gnavi.co.jp/pj5ngsuj0000/, TEL: 050-3463-5645, 講演会場の最寄り駅(西三荘駅)から徒歩1分)にて自由討論会を開きます。会費は3,000円です。奮ってご参加頂き討論をお続け下さい。