電子セラミック・プロセス研究会
法人会員・関係者 各位
法人会員・関係者 各位
令和6年7月5日
電子セラミック ・ プロセス研究会
会長 中平 敦
第201回電子セラミック・プロセス研究会プログラム
特集テーマ:電子材料の最新動向と将来展望
産業技術総合研究所 極限機能材料研究部門 三村 憲一(15:00-15:50)
積層セラミックコンデンサの小型化・高性能化に伴い、原料であるチタン酸バリウムにおける高誘電率かつナノサイズ化の要求が高まっている。本講演では、産総研が開発してきた立方体形状のチタン酸バリウムナノクリスタル(ナノキューブ)の水熱合成によるサイズ・形状制御手法ならびに毛管現象を利用した自己組織化技術による誘電体セラミックスの小型高集積化に資する開発事例について紹介する。
名古屋大学 未来材料・システム研究所 材料創製部門 長田 実(15:50-16:40)
グラフェンの研究を契機に、原子レベルの厚さをもつ2次元物質や、新しい電子機能の開発が活発に行われている。中でも、酸化物、水酸化物などに代表されるセラミックス系ナノシートは重要なターゲットであり、グラフェンでは実現できない機能発現を目指す「ポストグラフェン材料」の新しい舞台として注目されている。本講演では、我々のグループによる最近の研究例を取り上げ、 (1) セラミックス系ナノシートの精密合成と機能開発、(2) 精密集積技術、(3) 電子材料・デバイスへの応用について紹介したい。
休 憩 (16:40-16:50)
公安調査庁 経済安全保障担当(16:50-17:20)
先般、先端電子部品が我が国の特定重要物資に指定されるなど、経済安全保障をめぐる動きが活発化する中、懸念主体が日常の経済・学術活動を装って我が国の企業・大学等に接触し、機微な製品や技術、知的財産等を流出させようとするケースが把握されています。本講演では、簡潔ではありますが、「経済安全保障」の基礎的な内容や、こうしたトラブルに巻き込まれないためのポイント等について紹介します。
第201回担当幹事:馬場 勇志(堺化学工業(株))
baba-y@sakai-chem.co.jp
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オンライン担当 : info-ecpm@elecera.org
ホームページ : http://elecerapm.com/