電子セラミック・プロセス研究会
法人会員・関係者 各位
法人会員・関係者 各位
令和5年7月4日
電子セラミック ・ プロセス研究会
会長 山本 孝
第195回電子セラミック・プロセス研究会プログラム
特集:セラミックプロセッシングの新展開
(株)村田製作所 先端技術研究開発部 横溝 聡史(15:30-16:25)
Cold Sinteringはセラミックス粉体を極めて低い温度で緻密なバルク体を得る技術である。その特徴から、焼成プロセスの環境負荷低減や無機-有機コンポジットの実現などが期待されている。Cold Sinteringで使用する原料・添加物、加工条件などの因子が緻密化挙動・電気特性に大きく影響を与えることが分かっている。しかしそのメカニズムは必ずしも明確にはなっておらず、これを明らかにし制御することが実用化に向けての課題の1つとなっている。今回はCold Sinteringで作製した誘電体セラミックスや半導体セラミックスにおいて、電気特性と微構造の関係を評価した結果について紹介する。
休 憩 (16:25-16:35)
東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 山本 隆文(16:35-17:30)
無機固体の合成では、反応経路はあまり解明されておらず、得られる物質の構造を自在に制御することが難しい。一方、有機分子の反応は、一般的に反応経路が解明されており、複数の反応を多段階で組み合わせることにより、複雑な構造の分子を設計することが可能である。従って、無機反応において設計性の高い物質合成を実現していくには、個別の反応経路を明らかにすることが不可欠であると考える。本講演では、ペロブスカイト酸化物や酸水素化物におけるトポケミカル反応や高温高圧反応などについて、その反応経路を解明しつつ、新規物質探索を行う取り組みについて紹介する。
第195回担当幹事:木村 雅彦((株)村田製作所)
mkimura@murata.com
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オンライン担当 : info-ecpm@elecera.org
ホームページ : http://elecerapm.com/