電子セラミック・プロセス研究会 会員各位
平成 29 年 1 月 25 日
電子セラミック ・ プロセス研究会
会長 山本 孝
第160回電子セラミック ・ プロセス研究会プログラム
評議員会 (評議員、 役員のみ)
(12:00-13:00)
特集テーマ: 「自動車関連新技術」
赤外線イメージセンサの性能改善と低コスト化の進展は、赤外線応用の拡大につながりつつある。夜間視程を拡大し自動車運転の安全に寄与する赤外線ナイトビジョンシステムもそうした応用の一つで、今後急速な市場拡大が期待されており、新規参入の動きが活発になってきた。本講演では、赤外線イメージセンサの技術と低コスト化の進展、自動車用赤外線ナイトビジョンシステムの現状と課題などについて、ビジネス情報を含めて解説する。
How to take advantage of unique MEMS sensor technology and evolve with the rapidly changing concept of driving? In his presentation Mr. Tomy Runne will review the transformation of the automotive market from MEMS technology point of view, and vision the future of safe, autonomous driving based on the opportunities offered by the ever evolving sensing technologies. A case study of a Bed Sensor Solution, developed by Murata from an automotive sensor to meet the healthcare market's need, opens new horizons to product and application synergies between different markets for the future connected society.
ハイブリッド車用のリアクトルは、パワーコントロールユニット内に配置される昇圧コンバータ部品であり、モータの高出力化と電池搭載数の削減による低コスト化を両立させる役割を担っている。従来の圧粉磁心の課題であった電磁気特性(磁束密度、鉄損)に対して、3つの新しい技術:①高密度成形、②粉末形状制御、③高耐熱絶縁皮膜を開発し、リアクトル用電磁鋼板の代替かつ低コスト化を可能にした。本講演では、上記3つの新技術を中心に解説する。
人の身近で動く自律移動ロボットの研究を紹介します。特に、人と接する環境では、周囲にある様々な物やその動きを認識する、人の動きや意図を理解する、といった情景理解が重要です。移動ロボットに搭載したセンサから環境の3D地図を生成し、地図を利用した自己位置推定や経路計画、移動制御を行うとともに、観測した周囲の人・モノなどの情報から状況変化や場の使われ方を捉える機能について、お話しします。
本発表では、ドライバに対して、省燃費運転、安全運転、渋滞発生を抑制する円滑な追従運転を自発的に行うように促す運転支援システムについて概説する。つづいて、ドライバが覚醒度を維持するために、発話や体動といった能動的行為によってゲーム操作を行う覚醒度維持支援システムについて述べる。最後に、これらの研究成果をまとめることで得られた、ドライバに対してよりよい運転を促す運転支援システムの設計指針を示す。
引き続き18:00より、自由討論会(参加費 ¥3,000)を和バル Ginyuba kyoto(050-5798-9940 京都駅烏丸中央口から徒歩5分 http://r.gnavi.co.jp/c463500/)にて行います。 多数の皆様のご参加をお待ちしています。