平成19年12月20日
第112回電子セラミック・プロセス研究会
&日本電子材料技術協会2008年新春合同講演会
日時 平成20年1月26日(土) 9:45 〜
場所 東京理科大学理窓会館3F
〒162-0825 新宿区神楽坂2-13-1
URL http://risoukai.rikadai.jp/risoukai/activities/hall.html
特集テーマ;「今年発展が期待できる材料、デバイス及びシステムの開発動向」
座長:一ノ瀬 昇(早稲田大学)
19-112-639 単結晶材料の開発動向
島村 清史(NIMS) (9:45-10:35)
単結晶を材料としてみた場合、時と共に新しい結晶が姿を見せ、活発な研究・議論が繰り広げられ
ている。従来可視領域近辺が研究の中心であったが、技術の進展にともない、それが紫外領域へと、また一部では赤外の領域へと広がってきている。ここではこうした最近の話題について紹介する。
19-112-640 透明導電性酸化物の最近の進歩
細野 秀雄(東京工業大学) (10:35-11:25)
新しい透明導電性酸化物12CaO・7Al2O3とディスプレイ分野で有機ELや大型LCDのバックプ
レーン用のTFTとして注目されている透明アモルファス酸化物半導体(TAOS)について主に
紹介する。
Giant Dielectric Constant Materials
X.M.Chen (浙江大学) (11:25-11:55)
Recently, the giant dielectric constant materials such as CaCu3Ti4O12 and M(Fe1/2Nb1/2)O3
(M=Ba, Sr) have received much scientific attention. The material systems and the origin of
giant dielectric response will be discussed together with the structure and property modification.
昼食 (11:55-12:45)
座長:山下 洋八((株)東芝)
19-112-642 高性能非鉛系圧電材料の開発
唐木 智明 (富山県立大学) (12:45-13:25)
チタン酸バリウムも非鉛系材料の一つであるが、特性が低いため、圧電応用には広く利用
されていない。チタン酸バリウムの特性を向上させる目的で、粒成長を制御しドメイン
サイズを減少させ、粒内のドメイン壁密度を増加させ、圧電定数d33=450pC/Nを得た。
19-112-643 シェアモ−ド型ピエゾインクジェットヘッドの産業分野への応用
西 真一(コニカ ミノルタ IJ(株)) (13:25-14:05)
高感度のPZT基板を15モ−ドで駆動させたシェアモ−ド型インクジェットヘッドの構造と性能について報告し、多様なインクを射出する産業分野での活用について紹介する。
19-112-644 HDD磁気ヘッドの現状と将来
照沼 幸一(TDK株式会社) (14:05-14:45)
HDDの飛躍的な大容量化に貢献してきた磁気ヘッド技術について、材料,構造,および
プロセスの面から紹介する。これまでの技術の変遷と、最新のトンネリングGMR(TMR)や
垂直記録(PMR)ヘッドおよび今後の課題と展望について述べる。
コーヒーブレイク (14:45-15:00)
座長:山本 孝(防衛大学校)
19-112-645 エネルギーと気候変動問題 (15:00-15:40)
若井 和憲 (岐阜大学)
化石燃料の資源量、温暖化問題を見据えたときのエネルギー源と消費のあり方を述べる。
19-112-646 太陽光を用いた大規模発電(その夢と現実) (15:40-16:20)
河本 桂一 (みずほ情報総研(株))
環境に優しいエネルギーとして太陽光を用いた100MWクラスの大規模な発電所の計画が進んでいる。 特に砂漠に設置する案が有力であり、その実現のためのテストが世界各国で行われている。
そのテスト結果と設置コスト、発電コストを求め、実現性について紹介する。
岡崎清賞受賞講演 & 岡崎清賞及び岡崎清功労賞授与式 (16:20-17:00)
懇親会
なお17:10より、同会館「2F クラブ会議室」において懇親会を開きます。会費は1000円です。奮ってご参加いただき討論をお続け下さい。
今回担当幹事 山本孝 (防衛大) 山下洋八 (東芝RC)