電子セラミック・プロセス研究会
法人会員・関係者 各位
法人会員・関係者 各位
令和元年11月25日
電子セラミック ・ プロセス研究会
会長 山本 孝
第174回電子セラミック・プロセス研究会プログラム
評議員会 (評議員 ・ 役員のみ)
(12:00-13:00)
特集テーマ:セラミックスに関する要素技術の最新動向
熱膨張係数の異なるセラミックスとセラミックスの間、あるいは、セラミックスと金属の間のような異種材料間を、ガラスを用いて接合する技術とその応用展開について紹介する。とりわけ、500℃以上のような比較的高温で使用できる用途展開を目指した接合技術について述べる。
水溶液中での結晶成長を用いたセラミックスナノ材料の合成およびデバイス応用について紹介する。特に、酸化スズナノシート、二酸化チタンナノニードル、酸化亜鉛ウィスカー等によるナノ構造膜の液相合成と、それらを用いたガスセンサ、液中分子センサ、親水性・疎水性制御等について紹介したい。
電子線や熱に対して脆弱なセラミックス材料を安定的に分析する手法として、試料温度及び雰囲気を制御する環境制御下での分析を検討している。本発表では表面分析事例を中心に電池材料等への適用の検討状況と今後の展望について報告行う。
休 憩
(15:00-15:20)
近藤 良夫 氏(日本ガイシ株式会社 新事業企画部)
従来各種製造プロセスにおいて、赤外線はいわゆる「熱ふく射」として、照射波長を詳細に意識・制御することなく、主に熱源として用いられてきた。近年、この「熱ふく射の波長制御」は材料プロセスでの物理化学過程に適した波長の赤外線を選択照射することにより、付加価値を伴う新規プロセス構築の可能性が考えられるが、本講演では、熱ふく射の本質ともいえる「波長制御の困難さ」をまず解説するとともに、それを克服するための最近の試みについて、実例を交え紹介したい。
従来のセラミックス成形体の脱脂においては、非常に緩やかに昇温する必要があり,製造コストや熱エネルギー消費の増大の一因になって いる。本講演では,高温過熱水蒸気処理による成形体の高速脱脂の可能性について検討した結果を紹介するとともに,助剤成分の熱分解挙動の評価結果をもとに検討した脱脂メカニズムについて述べる。
引き続き17:00より、自由討論会(参加費 ¥3,000 円)をノリタケカンパニー事務棟食堂で行います。
多数の方の参加をお待ちしています。
第174回担当幹事:長井 淳((株)ノリタケカンパニーリミテド)
事務局 : http://elecerapm.com/