電子セラミック・プロセス研究会
法人会員・関係者 各位
令和7年8月8日


電子セラミック ・ プロセス研究会
会長  中平 敦

第209回電子セラミック・プロセス研究会プログラム


日 時: 2025年10月4日(土)13:00 ~ 17:25 場 所: TKP(ガーデンシティ新大阪) +  Zoomオンライン ハイブリッド開催                〒532-0003                大阪府大阪市淀川区宮原4-1-4 KDX新大阪ビル 6階・10階                JR東海道本線 新大阪駅 東口(12) 徒歩1分) 会場リンク 参加費: 法人会員 ・ 学生:無料,               非会員: 3,000 円 <オンライン参加の方は後日請求させていただきます>                非会員の方はオンライン担当まで事前連絡下さい。Zoom 登録リンクを送付させていただきます。

特集テーマ「企業におけるマテリアルズインフォマティクス」
~企業における取組、課題、将来展望~


 現在大きな注目を集めている、データ駆動型材料研究、マテリアルズインフォマティクス、マテリアルデジタルトランスフォーメーションについて企業における取組、課題、将来展望について概観する。
座長:森分 博紀(JFCC)
2025-209-1081 「電子デバイス向け分子材料の De Novo デザインと材料合成」
パナソニック(株) 前嶋 宏行 (13:00~13:40)
2025-209-1081 
「電子デバイス向け分子材料の De Novo デザインと材料合成」
パナソニック(株) 前嶋 宏行 (13:00~13:40)

 当社における電子デバイス向けの材料開発の例として、有機半導体材料,及び電気化学デバイス向け電解液材料を対象とした、マテリアルズ・インフォマティクスの手法による分子構造の De Novo デザインと材料合成の取り組みを紹介する。


2025-209-1082 「マテリアルズインフォマティクスに立脚した誘電材料の設計と探索」
村田製作所(株) 平井 大介 (13:40~14:20)
2025-209-1082 
「マテリアルズインフォマティクスに立脚した誘電材料の設計と探索」
村田製作所(株) 平井 大介 (13:40~14:20)

 計算科学とデータ科学を組み合わせたマテリアルズインフォマティクスを駆使した誘電体材料の設計と探索を進めている。本講演では、BaTiO3への不純物固溶に関する第一原理計算、強誘電体・反強誘電体の網羅探索、そして、データベースには報告されていない新物質探索に関する研究事例について報告する。


2025-209-1083 「トヨタ自動車における計算科学の活用事例の紹介」
トヨタ自動車(株) 木村 将之 (14:20~15:00)
2025-209-1083 
「トヨタ自動車における計算科学の活用事例の紹介」
トヨタ自動車(株) 木村 将之 (14:20~15:00)

 燃料電池自動車に代表されるように、昨今の自動車開発は分子レベルの研究開発が求められている。出力性能や耐久性能の機能発現メカニズムの実験分析は難分析事象であり、研究開発の律速になっていることから我々は計算科学と実験分析を併用した研究開発を推進している。今回はその事例を紹介させて頂く。


休 憩       (15:00~15:10)

2025-209-1084 「データ活用による材料探索とデータ解析プラットフォーム構築」
TDK(株) 梅田 裕二 (15:10~15:50)
2025-209-1084 
「データ活用による材料探索とデータ解析プラットフォーム構築」
TDK(株) 梅田 裕二 (15:10~15:50)

 近年、材料分野においてもデータ駆動型の開発が盛んにおこなわれている。当社はAIデータ分析プラットフォーム“Aim”を開発し、社内導入を進めている。本講演では“Aim”に関する詳細の他、当社が過去に行った材料探索の事例についても紹介する。


2025-209-1085 「電子セラミック・プロセスにおける高精度計算科学技術を活用した材料R&D」
サムスン電機(株) 檜貝 信一 (15:50~16:30)
2025-209-1085 
「電子セラミック・プロセスにおける高精度計算科学技術を活用した材料R&D」
サムスン電機(株) 檜貝 信一 (15:50~16:30)

 電子産業分野において、電子セラミック材料も含め、機能性材料のR&Dは、現在、非常に重要な変革の時期を迎えている。材料の組成・構造の高度化・複雑化により、R&Dは高負荷化しており、計算科学、そして進展著しいデータ科学などの高度な予測技術の活用により、従来のR&Dの方法から速やかに脱却を図ることが喫緊の課題である。第一原理計算を主とする材料計算科学技術は、現在求め得る最も高精度な計算技術であり、予測能力、そして汎用性も高い。そのため、電子セラミック産業分野においても、新規セラミック材料の設計・探索などの最先端領域から、製品製造現場の問題解決などの実応用領域まで、非常に幅広いR&Dの場面での活用が進められている。ただし、電子セラミック製品の製造プロセスは、モデル化にあたり、一概に大きく複雑な系の設定が不可避であり、微弱な分子間力なども精度よく求めねばならず、計算のコストも難易度も高い。本講演では、電子セラミック製品の製造プロセスにおいて重要な分子/セラミックス界面についての計算による取り組みを中心にご紹介させて頂く。


2025-209-1086 「データ駆動型手法を活用した物質探索と設計」
東京大学 生産技術研究所 溝口 照康 (16:30~17:10)
2025-209-1086 
「データ駆動型手法を活用した物質探索と設計」
東京大学 生産技術研究所 溝口 照康 (16:30~17:10)

 世界的に、データ駆動型手法を活用した物質開発が進められている。発表者の研究グループでは、第一原理計算や機械学習を活用した構造解析手法の開発および物質探索を行ってきた。本発表では、層間化合物のデータベース構築や物質設計、さらに生成AIを活用した逆設計に関する研究について紹介する。


パネルディスカッション                           (17:10~17:25)

 引き続き、会場参加者の中からで事前予約をされた方を対象として、17時30分頃から講演会場と同じ施設内での自由討論会(参加費3,000円)を開催します。奮ってご参加いただき、討論をお続けください。

   第209回担当幹事:森分 博紀(JFCC)
オンライン担当 : info-ecpm@elecera.org
ホームページ :   http://elecerapm.com/

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